近年、いち職業として認められるようになってきたYouTube(ユーチューブ)への動画投稿で収入を得るYouTuber(ユーチューバー)という職業。
実際に今年からYouTube(ユーチューブ)を使って収入が得られるようになったという人は、確定申告の経費のことで悩んでいる人も多いでしょう。
YouTube(ユーチューブ)で収益化ができるようになって、今年から確定申告をしなければならなくなったという人もいますよね。
そこで今回は、YouTube(ユーチューブ)の経費について分かりやすく解説していきます。
YouTube(ユーチューブ)の経費を分かりやすく解説
YouTube(ユーチューブ)の経費を漏れなく申告すると節税効果が得られる
YouTube(ユーチューブ)の広告収入や投げ銭収入などは、一定金額以上の収入を得ると確定申告や税金支払いの必要性があります。
そして税金の支払額は、YouTube(ユーチューブ)を含むその年の所得金額によって計算されることになるので、所得が多ければ多いほど基本的には多くの税金を支払う必要があるのです。
ただし税金がかけられる所得とは「所得=収入」ではありません。
所得とは収入から必要経費を差し引いた金額のことを指しますので、必要経費が大きければ大きいほど、所得金額を抑えやすくなるでしょう。
そのためYouTube(ユーチューブ)でかかった必要経費をしっかり申告することは、節税にも繋がります。
YouTube(ユーチューブ)というと遊びのように捉えられることもまだまだ少なくありませんが、立派に収入を得られるビジネスですので、経費もしっかり申告していくことが重要です。
YouTube(ユーチューブ)で経費になるもの・ならないもの
YouTube(ユーチューブ)で収入を得ている人であれば、必要経費を漏れなく申告することで節税効果を得ることができます。
しかし今年から確定申告を始める人であれば、実際にどんなものがYouTube(ユーチューブ)の経費になるのかがわからないという人もいるでしょう。
ここでは基本的にYouTube(ユーチューブ)で経費になるものやならないものを詳しくみていきましょう。
YouTube(ユーチューブ)で経費になるものは基本的にYouTube(ユーチューブ)撮影や動画投稿のために利用しているもの
YouTube(ユーチューブ)で経費になるものの基本的な考え方は、YouTube(ユーチューブ)動画の撮影や投稿のために利用している資材・機材などを購入したり支払った分です。
たとえばYouTube(ユーチューブ)で動画を投稿するために購入したマイク・パソコン・カメラ・ヘッドフォンなどの機材は経費として計上することができます。
具体的な額は言えないけれど、YouTubeの収益が普段の月収(という名のお小遣い)を超えた。 しかし活動を始めるまでの経費(マイク、ヘッドフォン等…)にははるかに届かないのだ😭😭😭
— くみゆき進 (@kumiyuki_P) December 6, 2020
そのため上記の方のように、年間のYouTube(ユーチューブ)の収入が機材購入費用よりも低く、所得が赤字となる場合には税金を支払う必要はありません。
またYouTube(ユーチューブ)に動画を投稿するためには、インターネット環境が必要になるためwifiなどの通信費用もかかってきますよね。
この月々の支払いであるwifiの通信費やYouTube(ユーチューブ)動画投稿を行うために借りている事務所の家賃なども経費として計上できるでしょう。
YouTube(ユーチューブ)で経費としてプライベートでも使っているものは按分として計上できる
YouTube(ユーチューブ)の必要経費は、まだまだ計上して良いのかどうかグレーゾーンのものも少なくありません。
そんな中で「これは経費として計上して良いの?」と疑問に思うことも多いと思います。
たとえば家を住居として基本的に利用していても、一部のスペースだけをYouTube(ユーチューブ)の動画撮影や編集に利用しているということであれば、「按分」という方法を用いて経費計上することが可能です。
またwifiなどの通信費に関しても、YouTube(ユーチューブ)の動画投稿でも利用するがプライベートでも利用しているという場合も多いものですよね。
このように月額の支払いであってもビジネスとプライベートで両方利用している費用であれば按分で経費計上することが可能です。
そもそも「按分」とは、相応の比率で割り振ることを意味しています。
たとえば自宅の面積の2割ほどをYouTube(ユーチューブ)の動画投稿や撮影のために利用しているのであれば、家賃の2割は経費計上することができるでしょう。
また通信費に関してもYouTube(ユーチューブ)の動画投稿に5割、プライベートで5割の利用率であれば、通信費の5割分を経費計上することが可能です。
YouTube(ユーチューブ)で経費として衣装やメイク道具、ゲームや食品は計上できるのか?
YouTube(ユーチューブ)に動画投稿するテーマによっては、経費になるのかどうかが分かりにくいアイテムもありますよね。
たとえばYouTube(ユーチューブ)の撮影時に着用していた服などは経費になるのでしょうか?
基本的な考え方としては洋服の場合、YouTube(ユーチューブ)の動画撮影でのみ着る服であれば衣装代として経費計上することができます。
しかしYouTube(ユーチューブ)でも普段着でも同じ服を来ているという場合には、経費として認められません。
またメイク道具やゲーム、食品などに関しても、それぞれのアイテムをテーマとしたYouTube(ユーチューブ)チャンネルを行なっており、直接の収入に繋がっているようなアイテムであれば経費計上ができます。
たとえば、メイクの方法などを解説するYouTube(ユーチューブ)動画で使ったメイク用品に関しては経費計上ができますが、単純に自分を綺麗に見せるために利用したメイク用品であれば経費計上ができません。
また食レポや大食い動画などをYouTube(ユーチューブ)にアップしている人の場合、食材の購入費用も経費として計上できますが、撮影現場で単純に食べた食材などは経費として認められないでしょう。
YouTube(ユーチューブ)の経費を分かりやすく解説まとめ
今回は、YouTube(ユーチューブ)の経費について分かりやすく解説してきました。
YouTube(ユーチューブ)で収入を得ている人であれば、YouTube(ユーチューブ)の動画投稿や撮影で利用した費用は計上することができます。
ここで紹介した他にもYouTube(ユーチューブ)で収入を得るためのHowto本やセミナーなども経費として認められるでしょう。
経費にできるかどうかがわからないという場合には、もよりの税務署に電話すると無料で相談に乗ってもらえる可能性もありますよ。