お気に入りのアーティストの曲をカラオケして、SHOWROOM(ショールーム)で配信したい人は多いのではないでしょうか。
あるいはBGMとして利用したい人もいるでしょう。
しかしSHOWROOM(ショールーム)で音楽やBGMを流す場合に避けて通れないのが「著作権」
気軽にカラオケBOXから配信したり、ダウンロードなどしてお手持ちの曲を配信に利用すると、大きなトラブルにもつながりかねません。
そこで今回はSHOWROOM(ショールーム)の音楽やBGMの利用方法と著作権について詳しく調べてみました。
SHOWROOM(ショールーム)の音楽やBGMの利用方法と著作権を分かりやすく解説
SHOWROOM(ショールーム)の音楽やBGMの著作権とは
SHOWROOMの配信において 著作権フリーBGMでBANされる?について 今朝そんな話がありましたので念の為再確認しました。 答えは×NO× >BANされることはありません。 ただし制作者によって使用時の条件が課される場合がありますので確認する必要はあります。 BANされた方は他の理由かもしれませんね pic.twitter.com/it0sDC8YKs
— 桐生昂始 SR (@sr_tkc) January 19, 2022
SHOWROOM(ショールーム)の配信で音楽やBGMを使いたい人は著作権に気をつけなければいけません。
CDやダウンロード音源には3つの著作権があります。
・作詞者や作曲者の著作権
・アーティストの著作隣接権
・レコード製作者の著作隣接権
SHOWROOM(ショールーム)で歌う配信をする場合には、上記のうち2つの著作権侵害に当たります。
・著作権および著作隣接権の侵害:市販の音源を含む動画を動画投稿(共有)サイトに投稿する行為
ではここである疑問をお持ちになる人もいるのではないでしょうか。
「文化祭であるアーティストの音楽で歌ったけど、著作権なんて誰にも何も言われなかったのに」
実は、下記の要件を満たすと音楽やBGMには著作権が発生します。
・視聴者から料金を取る
・営利を目的としない
SHOWROOM(ショールーム)には「投げ銭」システムがあります。 ギフトやコメントはポイントとして受け取りそれを換金できますので、上記2点ともあてはまっています。
SHOWROOM(ショールーム)のライバーは視聴者から料金を取っていて営利目的であるため、著作権をきちんと守らなければいけません。
もし著作権を守らなかった場合には、流した音が消去されたり動画を掲載できなかったりしますのでご注意ください。
SHOWROOM(ショールーム)の音楽やBGMの著作権 カラオケBOXからの利用方法は難しい
「カラオケBOX」を利用してSHOWROOM(ショールーム)で音楽を配信できるのか?
著作権を守るにはどうすればいいのか?を見てみましょう。
結論からいいますと、カラオケBOXからの利用方法をするには事前に許可をとらなければいけません。
カラオケBOXでカラオケを歌う場合に必要な許可は以下のとおりです。
・配信するカラオケBOX店の許可
・カラオケ事業者の許可
・上記2社の許可を得てからSHOWROOM(ショールーム)で著作権報告機能を利用して申告
アイドルや芸能人がカラオケBOXから配信できているのは、事務所が上記の手続きを行っているからです。
基本的には個人がカラオケBOXから音楽を配信する利用方法は難しいでしょう。
SHOWROOM(ショールーム)の音楽やBGMの著作権 自宅でCDを利用する方法も難しい
SHOWROOM(ショールーム)の音楽やBGMの著作権について、自宅でCDを利用した場合の方法を詳しくみてみましょう。
この利用方法で考えられるパターンは2通り。
・CDやダウンロードしたカラオケVer.で歌いたい
・BGMとして好きな曲を流しながらトーク配信をしたい
まず、CDやダウンロードした音楽でカラオケする場合には、レコード会社の許可をとらなければいけません。
BGMとして市販の音源を利用する場合にも著作権がからみますので、各所への許可が必要です。
こちらも基本的にはSHOWROOM(ショールーム)の配信で市販の音楽やBGMを利用する方法は難しいでしょう。
SHOWROOM(ショールーム)の音楽やBGMの著作権 アカペラ・弾き語りでの利用方法はOK
ではSHOWROOM(ショールーム)で「好きなアーティスト」の音楽やBGMをアカペラや弾き語りする場合の著作権と利用方法について説明しましょう。
アカペラや弾き語りの配信については、SHOWROOM(ショールーム)の利用規約にて「問題ありません」と記載されています。
ただし、アカペラや弾き語りの利用方法でもSHOWROOM(ショールーム)への申請はしなければいけません。
そして元の音楽を大きく変えて歌う利用方法だと「著作者人格権」に触れてしまうので許可されません。
SHOWROOM(ショールーム)に対してアカペラや弾き語りで使用する曲を申請する方法を見てみましょう。
まずは「配信管理」から「使用楽曲管理ページ」へと入ります。 こちらで利用可能な楽曲かどうかを確認のうえ、申請を行ってください。
SHOWROOM(ショールーム)のカラオケ機能の利用方法
実はSHOWROOM(ショールーム)の「カラオケ機能」の利用方法であれば、「DAM」で配信されている音楽やBGMを利用できます。
ただし全てのライバーがSHOWROOM(ショールーム)のカラオケ機能を利用できるわけではありません。
カラオケ機能を利用できる対象ライバーは次のとおりです。
・公式ライバー
・カラオケ対象イベントの参加者
・SHOWランクB4以上のフリーライバー
カラオケ機能の利用方法を見ていきましょう。
カラオケ機能はスマホからのみ利用できます。
まずは「カラオケ」と「マイク」ボタンをタップすると、利用できる音楽の「曲タイトル」一覧が表示されます。
歌いたい曲が決まればあとは「この曲を歌う」だけです。
もちろんBGM音量やエコーの調整もできますし、マイク音量の調節もできます。
「開始ボタン」を押すと音楽が流れます。
SHOWROOM(ショールーム)のカラオケ機能が使えるのは限られたライバーだけですが、利用方法はとても簡単です。
SHOWROOM(ショールーム)の音楽やBGMの利用方法と著作権を分かりやすく解説まとめ
SHOWROOM(ショールーム)の音楽やBGMを利用して配信する際には、著作権を必ず守らなければなりません。
カラオケBOXからの配信、CDやダウンロード音源でカラオケやBGMとして利用するのは基本的にNGです。
公式ライバーやSHOWランクB4以上になれば、DAMのカラオケ音源が使えるようになります。
ただし、アカペラや弾き語りでは申請すれば利用可能は曲があります。
SHOWROOM(ショールーム)は著作権侵害に対して厳しいため、くれぐれも利用規約の範囲内で楽しむようにしてください。